本当に、聴く側に”伝わる”表現ってどうやるの!?
聴く側に伝わる表現が
どんなものか
見当がつきますか?
こんにちは!
バンドからはじまる音楽レッスン!
セッションインストラクターの
芝 郁男です。
さて、
聴く側に伝わる表現って
なんでしょうね?
・すごいテクニックを繰り出すこと?
・奇想天外なプレイをすること?
・音量を大きめにすること?
・心を込めて演奏すること?
・聞く側の顔を見ながら演奏すること?
どれも悪くはありませんが、
本当の意味で「伝わる」表現を
するためには、
もっと決定的なコツ
があります。
それが、
【コンセプトワーク】
です。
プレイをコンセプト毎に分けて
そのコンセプト自体を伝えようとする
という発想で、
例えば、
・音数を少なくする
・ロングトーンを使う
・ブルーノートを使う
・リズムを強調する
・オクターブ奏法を使う
・コード感を出す
というもの。
もちろんこれは
個人の引き出しの数にも
関わってきますが、
まずは、
自分ができることを
コンセプトとして
棚卸しするところ
から始めましょう。
これをやると
何がいいか?
何をどう弾こうかという
アドリブ特有の迷いがなくなり
プレイがシンプルになる、
だからこそ
聴く側に伝わるんです!
これがわからずに
単に心を込めて
演奏しようとしたり
伝えようと躍起になって
飛び道具的なテクニックを
詰め込んだところで
シンプルでも
コンセプトの伝わる
メリハリのある演奏には
到底かないません。
なので、
読者のみなさんには
ぜひ後者の演奏スタイルを
身につけて欲しいんです!
ポイントは、
自分でも「やり過ぎ!!!!」
というくらいコンセプト毎の
表現をしてみること!
音数を少なくするのであれば
4小節を1音だけで表現したり
ブルーノートだったら
極端にブルーノートを増やしたり
ここまでやらないと
聞く側にコンセプトを伝えることは
できません!
例えばこんな感じ↓
ブルースの講座だったので
ブルーノート中心に強調して
演奏していますが、
なんとな〜く演奏するよりも
演奏の意図が伝わってきませんか?
少し勇気がいるかもしれませんが
ぜひトライしてみてください!
そして、この感覚がわかってくると
アドリブソロのもう一つの本質に
気がつくことができるのですが、
少々長くなってきたので
それは次回のメルマガで
お話ししたいと思います。