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やっぱり…「ダイアトニックコード」って暗記しなきゃいけないの!?

      2017/07/09


ダイアトニックコードを
無理やり覚えようとして
挫折した経験はありませんか?

 

 

 

こんにちは!

 

感覚派すぎて成長が止まった人へ
直感で音を楽しむための音楽理論講座

セッションインストラクターの
芝 郁男です。

 

 

まず最初に
ダイアトニックコードは

 

暗記した方がいいのか
暗記しなくてもいいのか

 

と言ったら、
絶対に暗記した方がいいです!

 

 

ただし、

 

音楽雑誌に書かれている
表面的な情報を単に暗記しても
全く意味がありません。

 

理解して使えないと
やはり意味がないので。

 

 

なので、

 

同じ暗記をするにしても
ただ暗記するのではなく
ダイアトニックコードの
成り立ちを理解して
使える形で覚えましょう!

 

 

さて、

 

これまでお話ししてきた
ダイアトニックコード、

 

 

 

要はメジャースケールを並べて
それぞれの音に対して
一つ飛ばしで音をぶら下げた
だんご3兄弟の集まりなんだよ

 

と解説してきました。

 

 

 

この時に
なぜかコードネームに

 

「m」が付くものと
「m」が付かないものが
あるということで、

 

メジャーとマイナーの
見分け方をお話ししましたが、
覚えていますか?

 

 

メジャーとマイナーの違いは
だんご3兄弟の次男坊である
「3」の音がフラットしているか
どうかで決まるんでしたね。

 

 

「3」の音が
フラットしている場合は
マイナーコード

 

「3」の音が
フラットしていない場合は
メジャーコード

 

 

 

言い換えてしまうと、

 

「1」の音から1.5音分
「3」の音が離れている場合は
マイナーコード

 

「1」の音から2音分
「3」の音が離れている場合は
メジャーコード

 

というわけです。

 

 

 

では、

 

本当にその通りになっているのか
確認してみましょうか!

 

 

 

下の絵は
メジャースケールの音と音の
間隔を表した絵になります。

 

 

この絵と
下のダイアトニックコードの表を
交互に見ながら、

 

 

 

ドミソの場合はドとミの間
レファラの場合はレとファの間
ミソシの場合はミとソの間

 

という要領で1と3の音の間
確認してみてください!

 

・・・

・・・・

・・・・・

 

どうでしょう、

 

「m」がついていない
メジャーコードはきっちり
2音分離れていますが

 

「m」がつく
マイナーコードは
1.5音分しか
離れていませんよね!

 

 

なぜこのような現象が
起こるのかというと

 

【メジャースケールの音の間隔が
 一定じゃないからなんです】

 

 

 

基本は全音(1音)ずつ離れていますが、
2箇所だけ半音(0.5音)しか離れていない
箇所があります。それは、

 

ミ(3)とファ(4)の間
シ(7)とド(1)の間

 

 

つまり、

 

これらが1と3の音に絡んでくると
マイナーコードになるということ
なんです。

 

 

 

なかなか言葉だけだと
ピンとこないと思いますので
下の絵を見てみてください。

 

 

 

先ほどのメジャースケールの
音の間隔を表したものに
ピアノの鍵盤を合わせてみると、

 

1と3の音の間の黒鍵の数が
メジャーとマイナーで違いますね。

 

メジャーコードの場合は黒鍵が2つ
マイナーコードの場合は黒鍵が1つ

 

 

このように、

 

メジャースケールから生まれた
ダイアトニックコードだからこそ

 

メジャースケール特有の
音の間隔に影響を受けた結果

 

その並びにはメジャーもマイナーも
入り混じっているということなんです!

 

 

 

この法則は
Keyが変わっても不変、
必ず並びはこうなります。

 

 

であれば、

 

ダイアトニックコードの並びは
うだうだ考えずに暗記した方が
早い…でしょ?笑

 

 

ぜひ実際に
ダイアトニックコードの
音を出しながら

 

割り切って
覚えてしまいましょう!

 

 

 

 

今回はこの辺で!

 

 

 

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