オーディエンスは音を聴かずに◯◯を聴く
2016/06/07
今回のテーマは
『オーディエンスは音を聴かずに
◯◯を聴く』について。
オーディエンスは音を聴かずに
何を聴くの?
と不思議に思われる人が多い
と思いますが、
これまでお話ししてきた
出音を意識して楽器を弾いていると
ある段階で気がつくかもしれません。
もったいぶらずに答えを
言ってしまいますね。
【オーディエンスは音を聴かずに
空気を聴く】
空気を聴くは造語です。笑
もちろん身体的には耳を使って
音を聴いていますよ。
ですが、
実際にその音がなんなのか、
どんな音を使っているのか、
はほとんど気にしていません。
それよりも、
その音によってつくられる
空気感、雰囲気を
肌で感じているのです。
例えば、
16分音符を詰め込んで
演奏したとします。
その時に、オーディエンスは
どんなことを感じるでしょう?
◯◯の音を使って
16分が綺麗に揃っているな〜
なんて、
批評家のような聴き方を
みんながみんなすると
思いますか?笑
それよりも、
音が詰め込まれていることで
なにかしらの「緊迫感」を感じ
もっと言うと、その「緊迫感」が
どこで「解放」されるのかまで
無意識に感じ取るものでは
ないでしょうか?
だからこそ、
テクニックで悩む必要が
ないのです。
たったドとレの2音でも
その空気感は十分つくれ
ますからね。
もし、あなたが
ただ楽器を弾けるようになる
だけでなく、
しっかりオーディエンスに
伝わる表現をしたいのであれば、
プレイヤー視点でなんの音を弾くか
どんなテクニックを使うかに
執着するのではなく、
オーディエンス視点で
自分の弾いた音がどのような空気を
つくりどう伝わるのかを意識すること
の方がよっぽど有益です。
そのためにも
自分の楽器の出音を
意識することが大前提!
ぜひトライしてみてください!
なお、ただ単に楽器を弾けるように
なるに止まらない、「伝わる表現」を
身につけるための具体的な方法は、
今後の無料メルマガで
お伝えしていきます。